鳩と広電

電車が来たとたん、あらぬ方向へトコトコ向かう鳩ちゃん。待って~もう少しそこにいて~。
地面に這いつくばらんばかりの中腰で動きまくるおっさんが一人……。
なんとかフレームアウト寸前で撮ることができました!

(これ以上近づいたら飛び立ちそう……!)というギリギリの駆け引きは楽しかったです。鳩ちゃん、また来るね。

(広島電鉄/的場町停留場近く)


生き物相手の撮影に「わかります!苦労がにじむユーモアのある一枚と思います。楽しい感じが伝わって非常にいい写真と思います」と言ってもらえました。僕の作品は58:41~です。

キャラクターバスボールが大好きな娘(7歳)。バスタブに入れると回りの入浴剤が溶けて、中からポケモンやアンパンマン、動物のフィギアが出てくるアレです。

ドラッグストアで見つけた娘が「おとうちゃん、これかって!」
僕「お小遣いは今いくら?」

わが家では習い事に行ったら(よくがんばったね!)と都度100円をあげています。

娘「200円……」
僕「バスボールは400円じゃけ足らんね。次の習い事のあとにしようか」
娘「え~!」

ただ、駄々をこねるだけなら買わないつもりでした。ところが、娘、なんとプレゼンをしてきたのです!

  • 今買わないとすぐ品切れになってしまうこと。(実際ポケモンは売り切れてしまってそれ以来入荷していない)
  • このフィギアは可動式でなかなか他にはないこと。
  • これを買ったら、お小遣いがたまるまでガチャガチャやマンガなどはねだらないこと。

購買のタイミングや商品PR、今後の約束などを自分なりに必死にアピールしてきたのです。お金は足らないけどあたしに投資して、とばかりに。

常日頃から、お金はもらうものではなく稼ぐものだ、と娘に教えたかった僕は感動してしまいました。お小遣いの中でやりくりをするだけではなく、ほしいものがあったら親を納得させて金を出させる。これを教えたかったのです。

「よし!わかった。じゃあ、父ちゃんが200円を出すから、おまえのお小遣いと合わせて買いな」

娘のうれしそうな顔ったら。必死に勝ち取ったもんね。もちろんその日のお風呂は大はしゃぎ、出るときには大事そうにフィギアを片付けていました。